魚柄仁之助「大正時代の知恵に学ぶ野菜の食べ方[178種類]」

 この人の本は以前から楽しくて、かつ実用的なので大好きなのです。しかもレトルトものをあまり使わない所が好き。大正時代の野菜料理本を引用しつつ現代版にアレンジしたレシピも掲載されている面白い本でした。それにうまそうなのも良い。また、大正時代の料理が基盤なので、ラインナップがちょっと古風なのも良い。冬瓜とひょうたんのレシピを見て、夕顔が無性に食べたくなった(夕顔のレシピはない)。
 ちなみに、この人の文章の「私にとっての」唯一の問題点は、西の方の人の方言が使われているところ。東北人の私には、ちょっと読みづらい。。。料理本は時間がかからず読めてお手軽に幸せになれるところがスキです。