福田里香「4つの甘みでつくるお菓子」

 砂糖、はちみつ、メープルシロップ、水あめの特性を生かして菓子を作ろうというコンセプトの本。私の読み方が悪いのかもしれないが、どうも甘みと菓子の対応に一般性がない印象だった。花の甘み(=ハチミツ)だから「こういう」お菓子を作ろうとか、そういった本ではなく、単にハチミツでこの菓子を作るといった書き方がなされていたと思う。まぁ、でも気になるレシピがいくつかあって(ウオッカにレモンとスパイスと甘みを入れて漬けるやつとか)、写真もきれいだったので面白かったけど。この本を読んで、他の菓子に何か応用出来るというようなものではないと思う。