Scienceの論文

 こんな題名のレビューがあることを知った。"The influence of social hierarchy on primate health"。すごく適当に訳すと多分"霊長類の健康に対する社会的地位の影響"。私はこれのレビューは読んでないんだけれども、どうも内容は、「霊長類において社会的地位と健康には関係がありそうだ。そして、その関係は低い(または高い)地位の個体には、より強い社会的ストレスがかかるからじゃないか?けどもこの関係を人間にあてはめようとすると、どうもうまいデータがない」というようなことが書いてあるらしい(間違ってたら恥ずかしいなぁ)。
 どうして読んでないのに内容がわかったかというと、この論文を引用しているLettersが同じくScienceにあって、それのアブストにちらっと書いてあるからだ。題名は"Human Hierarchies, Health, and IQ"。またまた適当に訳すと"人間の(社会的)階層と健康、IQ"。これは、霊長類のなかでも特に人間の健康には、社会的ストレスだけじゃなくてIQも関係あるんじゃないの?っていうことが書いてある、多分。子供の頃のIQは、大人になってからの収入とか社会的地位と統計的に正の関係があるという研究があるらしい。その上、「IQと心臓の血管などの病気の率が負の関係がある」とかそういうようなことがつらつらっと書いてある。しかもそれらの関係は社会的地位や収入による影響を取り除いても残るらしい。
 私は英語は読むのも不得意なので内容が不正確だったり、力点がずれているかもしれないけど(適当な読解なのに書いてOKなのがWebのいいところだ)、こういう論文があると色々なことを考えてしまう。能天気かもしれないけど、「風邪の引きやすさ」と「IQ」の関係を調べたらどうなるんだろう?とかさ。「肥満」と「IQ」とかね。肥満の方はありそうだけど。日本でやったらどうなるのかな?とか。
 世界中のあらゆる人間がまじめにヨガをやったら、どうなるんだろう?とか考えることがある。病気は減るんだろうか?変わらないだろうか?なんとなく日本では減りそうだけど、どうだろう?私は健康になりたいというのもあるけど、それ以上に面白くて気持ちいいのでヨガやってます。ああ、こんなことやってないで仕事しなきゃぁ。。。