オリジナリティ

 来週水曜日のセミナーは今年修論を書く二人が研究発表をする予定です。今日学校に来てみたら、そのうちの一人のY君が自分の研究のオリジナリティを信じられなくなって悩んでいました。きっかけはT君の一言。私の研究室ではセミナー発表前に、「どんな発表をするのか」という内容を説明した要旨をみんなに見てもらうことになっているのですが、Y君の要旨を見て、T君は「この要旨からはYのオリジナリティが感じられないよ」と。 
 T君の話は、非常に大まかなレベルから、非常に詳細なレベルのオリジナリティにまで至っていたので、私にはどの部分を求めているのかわかりませんでした。しかし、T君が求める研究に対する姿勢は大切だと思いました。また、Y君に感心したのは、大まかなレベルから詳細なレベルに至るまで、オリジナリティを出すことをいろいろ考えて、それなりの答えを出してきたことでした。
 研究室に在籍していて研究に関する刺激を得られないのは寂しいことです。自分も刺激を与えあえる研究室の一員として存在したいと改めて思いました。