コミットメント:初心に返る

 最近、研究するのがつらくてしんどくてやりたくなくて仕方がありません。一番大きいのは「自分には出来ないよ」「何のためにやるのかわからない」という、無価値感です。


 最初に、自分のものとして研究を「面白い!」と思ったのは、研究室のM先輩のD論(のうちの一部)でした。それまでは、論文を「面白いけど、それがなにか?」というような、どうも自分とは遠く離れたものとして読んでいました。でも、先輩の論文を読ませてもらったとき、初めて「自分の一部としての、研究の面白さ」を感じたような気がします。後輩をたきつけてneutral theoryの自主ゼミをやることで、論文を「研究の大きな流れの一部」として捉えられるようになったこと。研究の相談に乗ることで「自信のつけ方」を逆に教わったこと。学会でワークショップに失敗したこと。沢山の大切な出会いをほったらかしにしていること。そういうことを少しずつ思い出すにつれ、自分にとっての研究がどういうものなのかがクリアになっていくようです。


 「初心に返る」って、よく言うけれど、こういうことだったのかぁ、と思っています。「研究を楽しく、面白くやる」ということにコミットメントできそうです。