秋の学校in東北大

に行っています。うえぇぇぇ。疲れる!何せ日頃使ったことの無い単語で、未知および既知の事柄をごちゃまぜに説明されてしまうので、混乱を大変きたしております。
いやぁ。非線型現象の数学って、難しい。応用数学の人の話は、何となくイメージがつかめるのですが、基礎数学に行くに従って辛くなります。


でも、知らない分野の仕事のムードを感じるのはなかなかよくて、「6元の連立2階常微分方程式の厳密解を見つけた*1」とかいう情報に、みんなで、「おおおお!」とか言っているのは、なかなか面白いです。そうか、やっぱり数学の人たちでも6元で見つけたらすごいんだ、とか。見つかることもあるんだな、とか。


それと、分岐図を描いてくれるAUTOというフリーソフトの使い方を大雑把に習ってきました。これもまた使える!何せ、LVモデルもそのバリエーションも、基本的に数値計算で、近似解を求めることしかしたことがないので、これで本当に大丈夫なのか、こっちではさっぱり分からんわけです。その辺もAUTOを使えば、しっかり解析してくれる模様。すばらしい!


でも、一番嬉しかったのは、お友達が出来たことです。以前話を聞いていただいたT先生に、Stoichiometryの数学チックな論文をお送りしたところ、T先生が学生さんに渡したらしく、それを学生さんがゼミの論文紹介で発表されたとか。その際、生態学的なことがさっぱりわからなくて苦しかったということで、じゃあ、ぜひ情報交換しましょうってことに。数学の分からないところも教えてもらえる手はずを整えてきました(笑)友達が増えるのってうれしいなぁ。


数学の人たちの一番我々と違うところは、やっぱり視野が一般的で抽象的なところです。見ているものに対する視点がすごく違っている。発想が違うので、こっちにとってみたら、「えええっ!それが独立変数になるんだ!」というものも、なんの抵抗も無く横軸にしてしまう。すごいです。

*1:間違っているかも。確か、3種の生物が競争しつつ拡散していくときの式だった気がする。数学の人たちには何でそんなものが知りたいのかさっぱり分からないものだったようですが。