大谷ゆみこ「野菜だけ?―目からウロコの野菜まるごと料理術 野菜料理大図鑑」

 タイトルそのまま。野菜を使って、色々な料理をしようという本。イイコトも書いてあった。例えばキャベツを重なったままフライにしてみようとか、ちょっと面白い。一方で、普通の調理法もいっぱい書いてある。例えば根菜は厚く切って蒸すなり焼くなりすると美味しいとか、トマトソースを作り置きしておくと便利だとか。
 しかしね、それならそれで素直にこうやって料理すればこの野菜は美味しいよと書けばいいのにさ、どうして「お肉なんていらない!」とか「豆乳も牛乳も使わないでクリームスープが出来ます」とか、書かなくちゃいけないのか?なんか、卑屈じゃね?そういうのって。野菜に対して失礼だ。まぁ、でもいいや。野菜料理を一度に沢山見て、ちょっと野菜に対するやる気が出たから。