U問題とM問題

 U問題もM問題も同じ背景を持っていることが分かった。お二人の言わんとするところが分かると、やはり自分もその通りだと思う。面白くないものを論文になるかならないかで考えるのは打算的で不毛だ。しかし、D論のためにこの研究はまとめざるを得ないので、その状況が自分にはつらいなぁと思う。自分が面白いと思うかどうかまぁいい。書いているうちに新しい視点でモデルを作るアイディアが出てくるかもしれないから、それに期待してがんばろう。最近の教訓。(理論の)negative dataを論文にするのは難しい。特に面白さを見出すのが。
 今日は、Sergey Gavrilets博士の種分化講義を聞いてきた。終わりのほうではずいぶん英語もなれて、ささやかな質問ではあったけれど、質問をして答えを得るというプロセスを英語で完遂することも出来た。また、今までは他人が質問して、誰かが答えるというプロセスから情報を得ることが殆ど出来なかったけれど、それも比較的クリアされたと思う。質問の意味もその答えも、細部は分からないにせよ主要な意味は理解できた。まぁ、種分化の基礎知識が多少なりとも頭に入っているからであって、英語力が身に付いたということではないかもしれないけど。英語もちょっと?出来るような気になってくると楽しいな。