台湾茶.netの木柵正欉鐵観音存期15年老茶

 やはり寝かせる系のお茶は熟成に香りが立つのに時間がかかるのか、2煎目からキンセン系のミルクの香りがしてきます。?ミルクの香り?木柵から?なぜそんなことになるのかよく理解できません。その香りは5,6煎目には消えてしまって、あとはほうじ茶系の香ばしく温かい香りがします。味は。。。甘いっていうか。。。いや、甘くはないんだよな、やっぱり「ああ、この茶は木柵なんだな」と納得させるような、清涼感もあるし。。。そう、甘くはないです。多分。。。だめだ、うまく説明できません。だから、一番特徴的だと思うところだけ書くことにします。
 このお茶の一番特徴的なところ、それは、「まろやかさ」。こういうのまろやかさっていうのかどうかもちょっとよくわかりませんが、とにかく舌に乗せたときにお茶がゆるりと舌の上で動きます。うすーく仕立てたゼリーみたいな感じに。舌触りがやわらかいとかそういうレベルではないです。表現は悪いですが、飲んだ後に口の中でぬるっとするくらい。このお茶を肌にぬったら実は肌がきれいになるんじゃないか?とかそういう錯覚を起こしてしまいます。いや、でもちょっと唇の調子が良いかもしれない。。。
 こういうお茶は自分がもっとも緊張をほどける、もっとも集中できる場所で、飲むのがいいと思います。明らかに日常に寄り添うお茶ではないです。