台湾茶.netの2005年(春)木柵正欉鐵観音

 本当に久々に(一年ぶりくらい?)木柵を飲んでいます。以前は愉香で購入していたもの。今もっている磁器の茶壷では一人で楽しむには少し大きすぎるので、ついでに思い切って蓋碗を購入。蓋碗は熱いです。って、これではお茶レポートにならない。
 この手の(多分重焙煎の)お茶には、私は嫌な酸味を感じることがありますが、そういう類のものは無いお茶でした。体が変に凝ることもない。蓋碗のふたの香りも甘くてやわらかくて幸せです。飲み下したときに感じる鼻から抜ける風味が、物足りないくらいに清清しい。台湾茶.netの記事を見ると、『鉄観音はのどを通った後に残るハッカのような清涼感と桃のようなやさしい果実香を楽しむお茶』とある。確かにね。なるほど。そういう風にして楽しむお茶だったのか、と納得。煎を重ねるにつれて、旨みが理解できるようになって来た。おいしいお茶って、煎を重ねると最初の美味しい味のまま薄くなっていくような感じがします。美味しくないお茶は、なんだか嫌な風味がしてくる。それにしてもなんだかやたらに腹いっぱいな感じになるお茶だなぁ。なぜ?茶腹になりやすい茶となりにくい茶があるのかしらん?
 や、それにしても蓋碗予想外に便利。やまとも氏がむか〜し言っていたことは正しかった。