学術コミュニケーションの場での質問について

 なくすと嫌なので、アップしておきます。質問について以前考えたことをまとめたもの。今考えてみると、どうもまとまりが悪いような気もする。あとでもう一度考え直してみよう。

  • 質問の機能
    • 話の流れを整理する:議論の対象となっている事象の起こる条件についての質問、議論の論理展開についての質問
    • 物事に対する新しい視点を提供する:自分の知識にある事象と議論の対象となっている事象との類似点を示し、それについて質問するなど。
    • 問題点を明らかにする。
    • 発展性をもたらす。
  • よい質問とは?(必ずしも以下の全てが同時に満足されるとは限らない。)
    • 簡潔である:Yes/Noで答えられる質問
    • 分かりやすい:事前に質問の背景を説明する。質問する相手に対して、「発表の理解度」を相手に理解してもらい、なぜそういう疑問がわいたのかを理解してもらう。自分が持つ背景知識を提示して、比較しながら質問する。答えを想定して質問する。
    • 話題を整理する:話題が抽象的である場合に、具体性のある答えを求める。対比的な条件を提示して、その場合での結果を答えてもらう。
    • 発展性がある:テーマ性のある質問。その場では話されなかった実験条件、仮定、パラメータ領域ではどういう結果が得られると推測できるのかを尋ねる。