植物生態のMさんのD論発表会
聞きに行ってきました。直接の知人でないですが、カエル師匠に誘われて。研究自体も、今まさに旬な話題だと思いましたし(私は専門でないので分からないですが)、すごく結果がクリアで面白そうだ、と思いました。
でも、私が素晴らしいと思ったのは、発表の仕方でした。私のような門外漢にもしっかり理解できる易しいゆっくりした言葉遣いと、専門の方にも物足りなさを感じさせないようにするための心遣いにあふれていた発表でした。一つ一つの質問にも深い理解の下に明確に返答されていましたし、あらかじめ準備されてあるスライドが沢山あったようでした。とても感動しました。
発表のコツについて考えたコト
- ゆっくり話すことが最も大切。とくに句読点のたびに一拍置くと理解のための時間が出来て大変よい。
- とにかくなるべく大きい字が必要。
- 問題点は大きなものから小さなものに落としてゆくと理解しやすい。
- ロジックを見やすい、概略図で説明するとより分かりやすくなる。
- 文字の色は白以外には2色程度が見やすい。
- 枠をうまく使うと、重要なこととそうでないことの違いがはっきりしやすい。*1
- 繰り返しになる表現も2回話すと、わずらわしくなくちょうど分かりやすい。
- 結果の図の説明が複雑であっても、スライドの最後には一番主張したい大きなことを一言でまとめる。
- 小さい字の図をどうしても見せなくてはならないときには、必要なことだけ述べて次に素早く移る。
- モデルの結果も、メインの結果だけでなく、様々なパラメータについてのグラフを発表用にも色々用意しておく。質問に答えられるように。
*1:小さい字で書かれた例を枠で囲むのは私には無い発想でした。私は重要なことの方を枠で囲むことが多い。