被食者の防御可能性

ずーっと前から不思議だったことがある。
"被食者が捕食者にどれくらい食べられやすいか"ということを、捕食-被食系のモデル研究では"vulnerability"という。英語を直訳すると"脆弱性"という意味らしい。


どうして、被食者の形質は"弱さ"で測るのだろう?防御の強さ、つまり"食べられにくさ"で測らないのはどうしてだろう?グラフにすると、数字が大きいほど、その被食者は弱くなるんですよ?数字が大きいほど食べられやすいって分かりにくくないですか?


で、不思議に思っていたのだけれど、もしかするとすごく古典的なLotka-Volterraモデルの都合かなと思い始めた。


じゃあ、実際の生き物の被食者で"被食されやすさ"を測定するときはどうだろう?きっと、ある容器の中に被食者をたくさん入れておいて、ある捕食者1匹を入れたときに、単位時間当たりにどれくらい食べられるかを測定するんだろうから、大雑把に言えば、

[食べられやすさ]=([もといた被食者の数]-[生き残った被食者の数])/[もといた被食者の数]

となるのだろう。そうすると、大きければ大きいほど「食べられにくい」ということになる。うーん。。。何か私が勘違いしてるのかな。