赤ちゃんの能力

NHKスペシャルで赤ちゃんの能力についての研究の報告をしていました。なかなか面白かった。生後まもなくはイロイロなことが出来るのに、なぜか少し成長すると出来なくなることがあるのだそうです。例えば運動量や、猿の顔を見分ける能力、発音を聞き分ける能力などです。成長すると、生まれたばかりより運動量が下がったり(もっと成長すると、より効率的に運動できるようになる)、人の顔しか見分けられなくなったり、普段聞いている言葉の音しか聞き分けられなくなるらしい。シナプスの量も赤ちゃんの一時期が一番多いらしいです。


発音の聞き分け能力や、猿の顔の見分け能力などは、ヒトはヒトとして育てられて、はじめてヒトになれるんだな、と思いました。文化的、社会生物的側面での成長過程における可塑性こそが、ヒトの最も大きい特徴なのかな、と思いました。