キムチの漬物

 やまとも氏の日記のLogを見ていたら、面白い文章(9月18日「試食」)を発見した。「キムチの漬物」は、「キムチ」という言葉がそもそも漬物の意味を含んでいるので、日本語としておかしいというものだ。確かに。
 しかしさらによくよく考えてみると、「キムチの漬物」というフレーズはよく聞くような気がする。そこで、「キムチ」という言葉をちょっと調べてみた。すると「キムチ」には定義があるらしい。

「キムチとは、塩漬けされた主原料(白菜など)に、薬味類(唐辛子など)を混合、低温で生成を通し発酵した食品である。(大韓民国農林部)」 (from 手作り料理)

そして、発酵食品でないキムチ風漬物が大量に出回っている日本で、「キムチの漬物」が「キムチ風味の漬物」の「風味」という部分を省略しているフレーズなら、まぁそれほど酷い日本語とはいえないだろうと思うわけだ。しかし「風味」を省略して良いとはとても思えないんだけどね。だってそんなのサギだもの。しかもちゃんとしたキムチにもそういう言葉を使っても駄目な訳だし。
とまぁ、研究室のM先輩の真似事をしみたりして。あやかって面白い論文がかけるようにならないかねぇ。