子供で遊ぶ、もしくは遊んでもらう。

東京ではおじのアパートに泊まったのだけど、そのアパートにおじの知り合いの1歳半の男の子がアパートに遊びに来た。ものすごく可愛い子で、街を歩いていたらモデルにスカウトされたことがあるらしい。ちょっと垂れ目気味の大きい目と、くりんとカールしたばっさばさのまつげ(目の縦幅より長いまつげ!)がポイントだ。その子は母親より私のおじのほうが好きなくらい良く叔父になついていて、叔父が遊びに来ると母親にバイバイと手を振るらしい。そして叔父が帰ると30分くらい泣いていることもあるらしい。確かに遊びに来ていても、叔父のあとをくっついてあるいて、叔父の姿がちょっとでも見えなくなるとぎゃーぎゃーと泣く。もちろん泣いていても可愛い。
子供って本当に面白い。私が叔父をあることでせめたら、何を言っているのかもわからないくせに、その子の方が泣く。多分、叔父が私に責められてしょげているのを敏感に感じていたのだと思う。そして、責めるのをやめると泣くのをやめる。他にも、わがままが通らなくてその子が泣いているのを見て、こちらが「しょうがないなぁ」と思いつつ笑ったりすると泣き声が大きくなるが、「悲しいねぇ、でも駄目なんだよ」と優しく声をかけると泣き声が小さくなるのだ。
子供は感情そのものなので、子供に対する接し方でその人がどういう風に自分や周りの人の感情を扱っているかが分かるというらしい。本当にその通りで、子供って率直な生き物だなぁとしみじみ思った。