Rhythm is it!

この間欲しいと書いたアレ、ツタヤでレンタルできてしまったので、観た。ダンス経験や年齢、社会的階層、経済状況などが様々に異なる子供達を集めて、ベルリン・フィルサイモン・ラトルの「春の祭典」をバックに躍らせるという企画をドキュメントしたもの。本番の「春の祭典」自体はそれほど映像になくて、作成風景が中心に描かれる。(多分セットになっているもう一枚のDVDにはリサイタルの全部が収められていると見た。そっちもみたいなー。)
印象に残ったのは、ラトルの「芸術は贅沢品じゃない。必需品なんだ。」という言葉と、ダンスをしたある少年の言葉、「『春の祭典』は好きな音楽じゃない。でもベルリン・フィルの音楽を始めて聴いたとき、僕達のダンスのエネルギーと同じものを感じた。だから家でも聴くようになったよ。」感動するという事は、全ての人に生きる糧を与える。どんなものに対してでも、直感に従って感動する権利が、人々にはある。